土木デザイン設計競技 景観開花。2017

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株式会社 復建技術コンサルタント

しばた千桜橋(せんおうきょう)

しばた千桜橋は、宮城県内で唯一「日本さくら名所100選」の地に選ばれている船岡城址公園と白石川堤の一目千本桜を結ぶ橋で、柴田町の美しい桜が永遠に咲き誇って欲しいと願いを込め、命名された橋です。

このしばた千桜橋は、公園北側のJR東北線と県道白石柴田線をまたぐように架けられており、桜の季節になると昼夜を問わず多くの観光客が訪れます。

また、スロープが設置されており、誰もが桜や蔵王連山、そして白石川や鷺沼排水路の流れを見ることができます。

構造形式選定に当たっては、地域の住民や有識者も含めた景観検討委員会により議論を重ねられ、上部工は桁高を変化させた2径間連続鋼床版箱桁構造とし、満開の桜が映えるよう黒茶系を採用しました。

しばた千桜橋を白石川より眺めると、桜並木の中から現れる展望台の様なデザインになっています。また、歩道橋を歩いていると新たな展望スポットがあらわれたように見えます。

しばた千桜橋(せんおうきょう) 橋  長:87.3m 橋梁形式:2径間連続鋼床版箱桁